Date:2024.1.5
令和6年の年頭に当たり、福岡国税局間税会連合会の皆様に謹んで新年のお慶びを申し上げます。
昨年6月に就任されました河野会長をはじめ、間税会及び会員の皆様には、税務行政全般にわたりまして深い御理解と多大な御協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
貴会におかれましては、「消費税の会」としての間税会の役割がますます高まっていくとの御認識のもと、消費税完納運動の推進や「税の標語」の募集活動、「世界の消費税(クリアファイル)」を活用した租税教育等といった啓発活動に熱心に取り組まれております。
このような活動は消費税に関する正しい税知識の普及と納税意識の向上を図るために重要であり、当局としましても間税会の存在を大変心強く思っております。
特に、令和5年10月から開始しましたインボイス制度について、周知・広報に多大なる御協力をいただいていることに改めて感謝の意を表します。
当局としましては、今後も制度の円滑な定着に向けて、周知・広報や制度開始後も登録するか否かを検討している事業者の方に寄り添った対応を継続するほか、インボイス制度の開始を機に課税事業者となった方への説明等に全力で取り組んでまいる所存ですので、引き続き更なる御協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
ところで、間もなく令和5年分の所得税・復興特別所得税、贈与税及び個人事業者の消費税確定申告期を迎えます。
国税庁におきましては、近年の経済社会のデジタル化・国際化等、税務行政を取り巻く環境の変化を踏まえて、昨年6月に「税務行政の将来像2023」を公表し、従前の「納税者の利便性の向上」と「課税・徴収事務の効率化・高度化等」に、新たに「事業者のデジタル化促進」を加えた3つの柱に基づいて、施策を進めていきます。
社会全体のDX推進を念頭に置きながら、事業者の業務のデジタル化を後押しする観点からも、添付書類を含めたe-Taxの利用拡大や給与所得の源泉徴収票のオンライン提出、キャッシュレス納付といった税務関連手続のデジタル化のより一層の普及・定着が重要と考えておりますので、積極的な御利用をお願いいたします。
終わりに、福岡国税局間貴税会連合会のますますの御繁栄と会員の皆様及び各間税会の更なる御健勝、御発展を祈念いたしまして、新年の挨拶とさせていただきます。