Date:2025.1.1
令和7年の年頭に当たり、福岡国税局間税会連合会の皆様に謹んで新年のお慶びを申し上げます。
河野会長をはじめ間税会会員の皆様には、日頃から税務行政全般に渡りまして深いご理解と多大なご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
貴会におかれましては、「消費税への理解を啓蒙する団体」として、その役割がますます重要になっているとのご認識のもと、消費税完納運動の推進や「税の標語」の募集活動、「世界の消費税(クリアファイル)」を活用した租税教育など、税の啓発活動に熱心に取り組まれております。
皆様のこのような活動は消費税に関する正しい税知識の普及と納税意識の向上に非常に役立つものであり、当局といたしましても大変有難く感じており、間税会の存在を心強く思っているところでございます。
特に、令和5年10月から開始したインボイス制度については、その周知・広報に多大なるご協力をいただいていることに改めまして感謝の意を表します。
当局といたしましては、今後も制度の円滑な定着に向けて、周知・広報及び個々の事業者に寄り添った丁寧な対応を継続して参りますので、引き続きご協力を賜りますようお願い申し上げます。
さて、近年、企業活動や国民生活においてデジタル技術の活用が急速に拡大する中、国税庁におきましては、令和5年6月に「税務行政のデジタル・トランスフォーメーション ―税務行政の将来像2023―」を公表し、従前の「納税者の利便性の向上」と「課税・徴収事務の効率化・高度化」に、新たに「事業者のデジタル化促進」を加えた3つの柱に基づいて施策を進め、税務を起点とした社会全体のデジタル化にも貢献していくこととしております。
中でも「納税者の利便性の向上」については、「あらゆる税務手続が税務署に行かずにできる社会」の実現に向けて、ご自宅からのe−Tax申告やキャッシュレス納付、給与所得の源泉徴収票のオンライン提出等の取組を強力に推進しておりますので、是非とも積極的なご利用をよろしくお願い申し上げます。
まもなく令和6年分の所得税・消費税等の確定申告時期を迎えます。
本年も納税者の利便性を向上するため、ご自宅からのe−Taxによる申告を推進するほか、確定申告会場においては「マイナンバーカードを活用したスマホ申告」を基本とする会場運営を行い、e−Taxの利用推進を更に図ることとしております。
間税会の皆様におかれましては、このような当局の取組に対しまして、引き続きご理解、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
結びに、福岡国税局間税会連合会並びに各間税会のますますのご発展と会員の皆様の更なるご繁栄、ご健勝を祈念いたしまして、新年の挨拶とさせていただきます。
福岡国税局長
大石 一郎