小倉間税会(深町宏子会長)は5月16日、北九州市小倉北区のステーションホテル小倉で創立30周年記念式典・講演会を開催した。
来賓として小倉税務署の伊東和春署長ら幹部、中野文治福岡国税局間税会連合会会長らが出席した。
式典は平成29年度通常総会後に行われ、丸山二也副会長や来賓代表の伊東署長のあいさつに続き、林 史郎最高顧問と末永雅文氏の元会長2人に対し長年にわたり会の発展に貢献した功績をたたえ、感謝状が贈呈された。
引き続き講演会に入り、明治天皇の玄孫で作家の竹田恒泰氏が「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」と題して話した。竹田氏は「古事記」の記述をもとに天皇と国民のつながりについて説明し、「歴代の天皇には『国民の幸せが天皇の幸せ』という精神が受け継がれているからこそ、日本が現存する世界最古の王朝国家となっている」と強調した。また、「働くことの喜びや世のため、人のために努力することが日本人の和を大切にする精神だ」と語り、「人は死にざまが大事。他人に『惜しい人を亡くした』と言われて死ぬことこそが本望だ」と訴えた。
講演会には会員のほか、他の税務関係団体や一般市民約300人も詰め掛け、竹田氏のユーモアあふれる語り口に笑いが絶えなかった。
この後の祝賀会では、バンド「乙宗亮輔Withイリオス」のジャズライブなどを楽しみながら、30周年を盛大に祝った。